ATX対応超小型ケース CoolerMaster Q500L にバラックサーバーを納める
概要
バラック状態で運用していた自宅仮想基盤をとうとうケースに納める話。
CoolerMaster Q500Lの組み込み過程とレビュー。
モチベーション
- バラック状態でサーバーを運用するのは危険
マザーが逝って交換するハメになったので、二度同じ失敗をを繰り返さないよう、ケースに納める。Z77マザーが逝ったのでパーツ買い集めるのが急務になった
— げんまいろえ (@kqlg4) 2019年12月26日こんな状態で使ってたので pic.twitter.com/yIseeLVhhS
— げんまいろえ (@kqlg4) 2019年12月26日お家サーバー復旧 pic.twitter.com/sIHH9hQEAt
— げんまいろえ (@kqlg4) 2019年12月30日
やったこと
ケース選定
ATX対応でとにかく小さいケースを調べたら、11月に発売したばかりのQ500Lを見つけた。 apac.coolermaster.com
Cooler Master MasterBox Q500L ミニタワー型PCケース ATX対応 MCB-Q500L-KANN-S00 CS7649 ブラック
- 発売日: 2019/11/01
- メディア: Personal Computers
ケースはこれが良さそう。電源の配置がユニークで、ATX入るのにめっちゃ小さいhttps://t.co/oMWLcEyAGL
— げんまいろえ (@kqlg4) 2019年12月30日
で、買いました。
— げんまいろえ (@kqlg4) 2020年1月15日
開封の儀
どんっ。
組み込み
まずは電源をマウントする。ブランケットを外して...。
ブランケットに電源を取り付ける。
最上部へマウント。
マザーを取り付ける。
140mm水冷ラジエーターは搭載不可。
ここなら置けるけど...。
電源のコード類があるので前には詰めれない。そもそもサポートされていないサイズのラジエーターなのでしょうがない。
結束バンドで無理やり固定した。
PCIカード類を挿して、SSD4枚が収容されたマウンターを置いた。
点火!!
評価
ATXマザーを使用する前提での評価。
Q500Lのいいところ
エアフローの良さ
パンチング+マグネット式のフィルターで3面がメッシュ状になっているため、空気の通りが良さそう。
Q500Lのいまいちなところ
- 作りの安っぽさ
サイドパネルがアクリルでキズの付きやすさが気になるのと、ガラスに比べて美しさが劣る。
また、全体的に薄っぺらいので持ち上げ方を間違えると凹んだり曲がっだりしそう。
そして、両サイドパネルのネジは4箇所全て外す必要があり、パネル側から完全に外れてしまうので、 頻繁に開け閉めする場合は煩わしい。
ただしこれらは、価格(実売6kを切る)を考えると不相応とは感じない。
Q500Lを使う際の注意点
- 組み合わせがシビアなマウントスペース
140, 280mmの水冷ラジエーターは搭載できない。
240mmの水冷ラジエーターをトップにマウントする場合は、干渉を回避するために電源のマウント位置を下げる(画像真ん中の位置)必要があり、奥行の短い140mmの電源を使わないと300mm級のグラボは電源と干渉する。
トップの水冷ラジエーターはメモリと干渉する可能性があるので、メモリのヒートシンクの高さに注意すること。
所感と雑記
マザーの規格はATXがいいけど、なるべく筐体をコンパクトにしたいユーザーは一定数いるはず。Q500Lは、そのユーザー達を狙い撃ちしたアイデア商品であると感じた。